八段ロジックの説明
ひとつの候補数字を出発点としてオフ・オフ・ベクトルをたどる。
ひとつの行または列またはブロックのある特定の数字すべてに到達した場合か、
ひとつのマスのすべての候補数字に到達した場合には、
最初の候補数字がそのマスの値でないすると矛盾が起こることになるので、そのマスの値はその候補数字に決定できる。
適用例:矢印はすべてオフ・オフ・ベクトルです。赤い線は説明のために描いた強リンクです。
本サイト内の八段の問題で、「コンピュータに途中まで解かせる」の七段で解けるところまで解いた後で、「ワンステップ実行」をした場合

  • a(9)がそのマスの値でないとすると、オフ・オフ・ベクトルをたどってg(5)がそのマスの値でないことになります。
  • そうすると、a(9)もそのマスの値でないと仮定しているので、ピンク色のマスでは候補数字がなくなります。
a(9)がそのマスの値でないと仮定すると矛盾が生じるので、そのマスは9に決まります。

[ここに現れるオフ・オフ・ベクトルの説明]
  • a→b:a(9)がそのマスの値でないとすると行またはブロックで考えてab(9)がそのマスの値になります。したがってb(9)はそのマスの値でないことが決まります。
    その他、c→d,d→eでも同様のロジックでオフ・オフ・ベクトルを作成できます。それぞれのロジックで使われる強リンクを赤く描いています。
  • b→c:b(9)がそのマスの値でないとすると、この行で8、9があるマスはcのあるマスとBCと書かれたマスだけになるのでこれら2つのマスにある8、9以外の候補数字は消せます(三段ロジック)。したがってc(5)はそのマスの値でないことが決まります。
    なお、cのあるマスには9がありませんのでロジックで解く場合には三段ロジックを適用する前に二級ロジックでBCと書かれたマスが9に決まりますが、オフ・オフ・ベクトル作成ロジックでは上記のロジックでbからcへのオフ・オフ・ベクトルを作ります。
  • e→f:e(3)がそのマスの値でないとすると、この行でeのあるマスとEFと書かれたマスには5、8だけしかないのでこの行の他のマスの5、8は全て候補から消せます(二段ロジック)。したがってf(5)はそのマスの値でないことが決まります。
  • f→g:f(5)がそのマスの値でないとすると、このブロックで考えてfg1(5)とfg2(5)のどちらかがそのマスの値になるので、これら2つと同じ列にある他の5は全てそのマスの値でないことになります(初段ロジック)。したがってg(5)はそのマスの値でないことが決まります。
  • なお、c→f にも、c→dと同じロジックで、直接オフ・オフ・ベクトルを作成できますが、このサイトのプログラムではc→d→e→f とつながる遠回りルートを先に見つけています。
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